Sunagawa Railway

改造プラレールや保存車・廃車体をメインに取り扱っています。

ロシア連邦運輸通信省サハリン鉄道局К-1形(廃車済)

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ロシア連邦運輸通信省サハリン鉄道局К-1形К-01

К-1形は1993年に東日本旅客鉄道から譲渡され、サハリン州での通勤旅客輸送に活躍した気動車です。元々は日本国有鉄道が製造した急行形気動車で、日本全国で急行からローカル線の普通列車まで様々な運用をこなしていました。分割民営化後は東日本旅客鉄道に引き継がれ、新型気動車におされながらもローカル線運用をメインに活躍していました。一方、サハリン州では部品不足で休車となったД2形に代わり、再び客車列車が働いていました。ソ連崩壊後の合理化で気動車列車を再び運行することとし、東日本旅客鉄道で廃車となったキハ58形を27両(うち部品取り10両?)を譲り受けて運用することとしました。サハリンに行ったキハ58形は国鉄色や盛岡色、新潟色、飯山色等JR時代のカラーのまま走り始め、不思議な空間を生み出していました。多彩なカラーリングの中、К-01+К-02の編成のみはサハリン鉄道局オリジナルのカラーが施されています。クリーム又は黄色をベースに客室部分下と扉のみ赤色で塗るという斬新な塗装です。この塗装は2両のみで終わったようですが、2000年の引退後もК-01は Южно-Сахалинск(旧:豊原)駅前の「Музей истории Сахалинской Железной Дороги(サハリン鉄道歴史博物館)」に展示されています。今回はサハリン鉄道局オリジナル塗装を纏ったК-01を、以前製作したキハ56形の塗り替えで製作しました。

この車両を作ることになったのは、実際にサハリンに行き実車を見ることが叶うことになったからです。当時とても忙しかったですが、短い時間で古い作品を塗りなおして製作しました。

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К-01右側面

純粋に上から塗装を塗り重ねただけなので、国鉄色の塗分けラインが浮かび上がっています。実車のキハ58 495もJR時代の最後まで国鉄色を纏っていたはずなので、塗分けラインが残っていたかもしれないですね笑

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以前作ったJR北海道のカーペット車との比較

種車は同じ165系ですが、側面にプラ板を貼って肥らせる工法とモールドを削り落とす工法ではサイズ感に大きな違いが生まれるというのがよくわかります。

 

種車北海道旅客鉄道キハ56形キハ56 138

塗装:B-513 Mr.スーパークリアー光沢

   B-519 Mr.サーフェイサー1000スプレー

   S-13 Mr.カラースプレーニュートラルグレー

   S-81 Mr.カラースプレー赤2号(あずき色)

   TS-68 タミヤカラースプレー木甲板色

車歴:2019年5月28日 落成

   2019年5月29日 親子写真撮影(サハリン鉄道歴史博物館)

   2019年5月30日 プラレールひろばin Поронайск(旧:敷香)

   2019年8月4日 第11回北本でんしゃ広場展示

   2019年10月6日 第12回北本でんしゃ広場展示

   2020年3月11日 廃車

   2020年4月10日 北海道旅客鉄道キハ56形550番台キハ56 551に再改造

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