日本国有鉄道キハ48形は、1977年から製造を開始したキハ40系に属する気動車です。キハ40形の片運転台の形式となります。その中でも300番台は北海道の酷寒地向けの番台で、1982年に3両だけ製造されました。デッキ付き1段上昇窓の便所付きの車両でしたが、もともと輸送量の少ない北海道では使い勝手が悪く、晩年は学園都市線で運用されていました。304だけは後にキハ480形に改造されて急行利尻等に使われていました。2016年の学園都市線電化で役目を終えたキハ48形300番台(301~303)は、ミャンマーに譲渡されて現地で走り続けています。
今回制作した302は、首都圏色で砂川駅に入線している写真を見つけたため製作しました。種車は雅さんが製作して複製したキハ48形の車体で、軽く表面処理をしたうえで塗装しただけの簡単な改造となります。雅さん本当にありがとうございます。
製品のキハ40形は運転台の窓配置が左右で同じになっていることがよく設計ミスと言われますが、雅さんの作った車体ではその問題点が改善されています。
北海道色のキハ40形700番台との並びです。国鉄からJRへの過渡期には、見ることが出来た並びでしょうか。前面だけでなく妻面も作りこんでいます。私は塗っただけですが、元のモデルの素晴らしさを感じます。
シンプルな屋根上です。雅さんは利尻用のキハ480形のはずなので、製品と同じ冷房を積んでいるようです。
現在はキハ40形700番台と組んで、国鉄分割民営化後の時期に見られたであろう編成を組んでいます。
種車:キハ480形(複製品)
塗装:B-513 Mr.スーパークリアー光沢
B-519 Mr.サーフェイサー1000スプレー
S-13 Mr.カラースプレーニュートラルグレー
SP-43 鉄道スプレー朱色5号
染めQ ミッチャクロンマルチ
車歴:2018年12月16日 落成
2018年12月16日 第5回プラレールひろばinきたもと走行
2019年5月4・5日 第5回鉄道模型広場inルミエール展示