Sunagawa Railway

改造プラレールや保存車・廃車体をメインに取り扱っています。

2020年10月5日 秩父鉄道電気機関車撮影会返却回送

2020年10月3、4日に開催された「秩父鉄道電気機関車撮影会」で使用したヲキ・ヲキフ100形の返却回送が行われました。今回が秩父鉄道三ヶ尻線を走る最後の列車になるかもしれないと思い、出向くことにしました。個人的な話になりますが、三ヶ尻線は地元路線と言えるほどに見慣れた路線で、毎日のように眺めていた時期がありました。同様の事情があるkousukeと共に最終列車を見届けることにしました。

10月5日、朝から天気は雨、予定では高崎線で出向く予定でしたが、こうすけの車でご送迎頂いて出向くことにしました。

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302レ デキ503

まずは送り込みの単機回送です。踏切が生きている姿を映像に残したかったため、動画で撮影しました。色釜が来るかと思いきやデキ503がやってきます。正直意外なチョイスでしたが、後程真相がわかることになります。

この後、三ヶ尻線沿道の道路を撮り鉄?らしき二人組が歩いてきました。一人は短髪、もう一人は帽子を絶妙な角度で被っています。お互いに近づくにつれて指を指しながら爆笑します。その二人とは寅さんと五号機でした。埼玉県北に住むメンバーが合流し、いよいよ三ヶ尻線のラストを見届ける準備が出来ました。

数分後、かつてこの地域に住んでいたというフォロワーのBトレ氏も合流。デキ503が充当されたことについて疑問をぶつけてみます。すると「デキ503は三ヶ尻線の最初を飾った機関車だよ」という返答が帰ってきました。秩父鉄道のホームページを見ると、確かに写っているのはデキ503です。最後に記事のリンクを掲載しておきます。

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711レ デキ503+ヲキ・ヲキフ100形20両

最終列車はほぼ予定通りに通過していきました。普段、ヲキ・ヲキフ編成は試運転でしか三ヶ尻線廃線区間には入線しませんし、20両編成で走るのは最初で最後かもしれませんね。

列車が通過し、踏切が鳴り終えたとき、思い出深い三ヶ尻線の最期を感じました。初めて列車が走るのを見たのは2013年、その後は毎日のように見る時期もありました。ここ数年はたまに甲種輸送を眺めに来るのみでしたが、こうして最終列車を見届けることが出来てよかったと本当に思います。一応、正式な廃線は2020年12月31日のようなのでもしかするとまだ何かあるかもしれませんが、現時点ではこれが最後となります。本当にありがとうございました。

 

711レ

武川駅 デキ503+ヲキフ130+ヲキ175+ヲキ228+ヲキ225+ヲキ188+ヲキ161+ヲキ180+ヲキ229+ヲキ215+ヲキ154+ヲキフ117+ヲキ165+ヲキ242+ヲキ238+ヲキ227+ヲキ230+ヲキ149+ヲキ133+ヲキ140+ヲキ172 熊谷貨物ターミナル駅

 

参考文献

「第8回 変革期」『創立110周年記念企画 秩父鉄道110年の軌跡』(秩父鉄道、2009年)

https://www.chichibu-railway.co.jp/event/thanks110th/column/08.html>(2020-10-09参照)

 

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