日本国有鉄道DF50形は、非電化路線の無煙化を目的に1957年から1963年にかけて138両が製造された電気式のディーゼル機関車です。1953年に製造された片運転台のDD50形とは違い、重連運用を考慮しつつも単機での運用を行える設計になっています。線路等級の低い線区での使用を考慮したB-B-B型軸配置の6動軸機関車で、北海道を除く非電化亜幹線の旅客や貨物まで幅広く運用され、無煙化に貢献しました。しかし、出力が大きい液体式ディーゼル機関車のDD51形が登場したことにより、徐々に運用が狭まっていきました。また、電化の進展もあり、1985年には最後の活躍の場となった四国での運用も終了しました。今回製作したのは4号機で、グループとしては基本番台に属します。基本番台では、スイスのSulzer社と提携した直列8気筒直噴式の8LDA25A型エンジンを搭載しています。また、基本番台の中でも1~7号機は量産試作車となっており、前面の形状や機器配置などが量産車とは異なっています。4号機は亀山機関区所属でした。亀山機関区では紀勢本線の貨物列車や寝台特急「紀伊」の運用も受け持っており、4号機もそういった運用に入ったこともあったかもしれません。現在は大阪府内にて保存されています。
DF50形は小学校の時に出会った三重電池鉄道さんが運営するホームページ、「でんしゃごっこ」で初めて存在を知りました。その頃からずっと憧れを抱いていましたが、ある時三重電池鉄道さんの複製品を頂くことになりました。まさかまさかの憧れのプラレールの複製品を、自分の手で塗る機会がやってきました。10年以上憧れていた作品を、仕上げることが出来てこれ以上にないくらい感動した作品です。
側面は三重電池鉄道さんの複製品を塗っただけですが、バリ取りや気泡埋めを行っています。
ED70形に似たような傾斜した前面の形状、様々な装備が付いたスカート周りがカッコいいです。塗装する時は白帯と手摺部分のマスキングがとても難しかった記憶があります。
屋根上もかなり凹凸が再現されています。屋根上のファン部分はDD51形の物を使っているそうです。
特徴的な側面のルーバーは、エクスプレスライナーの線路から再現されているそうです。
塗装:B-513 Mr.スーパークリアー光沢
B-515 Mr.サーフェイサー1200スプレー
B-518 Mr.ベースホワイト1000スプレー
S-2 Mr.カラースプレーブラック(黒)
S-13 Mr.カラースプレーニュートラルグレー
TS-12 タミヤカラースプレーオレンジ
車歴:2020年4月5日 落成