札幌市交通局3300形は、1998年に330形の電装品を用いて車体を新製した更新車です。シングルアームパンタグラフ、車内案内装置、LED式の停車灯などを新たに採用しました。登場時から現行の塗装のため、旧塗装を纏ったことはありません。 番号は3304号とし、元をたどると330形の335号となります。335号は車体が札幌市内で保存されています。
今回旧塗装で製作したのは、現行塗装しか纏ったことがない3300形に旧塗装を纏わせてみたかったからです。また、2016年当時執筆していた「砂川鉄道物語外伝」に旧塗装の札幌市電が出るシーンを書いており、プラレールで再現してみたかったです。
車体には加工を施していませんが、どの塗料を使うか悩みました。この時は下半分を暗緑色、上半分を木甲板色で塗装しました。
まつさんのM101号との並びです。緑色の塗装は同じ系統の色に見えますが、上半分はまつさんの方が緑がかった色になっています。実車を観察してみるとまつさんの色が近いですね。
前面は小窓があるために白帯が簡易的な塗装になってしまいましたが、このあたりも造りなおすことがあればこの辺も工夫したいですね。進行方向側の幕は「三越前」、後ろ側の幕は「新琴似駅前」になっています。これは鉄北線が残っており、電化されている設定を作ってみたかったからです。
側面のシール類も旧塗装時代の札幌市電を参考に作ってみました。
塗装:B-513 Mr.スーパークリアー光沢
B-515 Mr.サーフェイサー1200スプレー
S-13 Mr.カラースプレーニュートラルグレー
S-69 Mr.カラースプレーグランプリホワイト
S-124 Mr.カラースプレー暗緑色(三菱系)
No.61 タミヤメタルプライマー
TS-68 タミヤカラースプレー木甲板色
染めQ ミッチャクロンマルチ
車歴:2016年2月19日 落成