キハ40形は国鉄が1977年から製造を開始したキハ40系に属する両運転台気動で、前面はキハ66系に準じた高運転台拡幅車体でした。エンジンこそ非力ではあったものの、大量生産で既存の気動車たちを置き換えていったローカル線の近代化を進めた気動車でした。今回製作した2000番台は関東以西の暖地向けの車両で、1979年から製造が始まりました。窓は外バメ式のユニット窓でデッキも装備されていません。1982年まで製造がおこなわれ、2000番台の総数は148両となりました。中でもキハ40 2018は当初宇都宮に配置され、水戸、小牛田と転属を行い、1999年には秋田にやってきたようです。秋田に来てからは五能線で活躍し、首都圏色に塗り戻されて特徴的な車両となっていましたが、2021年3月の五能線でのキハ40系の運用終了に伴い離脱してしまいました。しかし、幸運なことにキハ40 2018は小湊鐵道への譲渡が決まり、現在は五井機関区に居るようです。
今回の改造で最も意識したのがスカートの設置ですが、製品のキハ40形と比べると大幅に引き締まった感じがします。また、スカートを取り付けた理由として、後ろ側の新メカのツメを固定するという実用的な理由もあります。
スカートを付けたことにより、全体的に面長な印象に変えることが出来ました。また、乗務員扉の隣にはタブレット保護板を追加で装備させました。
五能線のキハ40形には、屋根上に特徴的な衛星電話アンテナやその保護板があります。ここは先駆者である夜ノ森くんの方法を参考に、プラ板をやプラ棒を用いて製作してみました。衛星電話アンテナはもう少し再現する方法があったかもしれません。また、屋根の塗分けラインも機器配置の関係か特徴的となっています。
以前製作したキハ48形300番台との並びです。キハ48形は鉄道カラースプレーの朱色5号で塗りましたが、かなり暗い印象の仕上がりとなってしまったため、今回はタミヤカラースプレーのオレンジを使用して明るめに仕上げています。
塗装:B-513 Mr.スーパークリアー光沢
B-519 Mr.サーフェイサー1000スプレー
S-13 Mr.カラースプレーニュートラルグレー
XGM02 ガンダムマーカーEXシャインシルバー
TS-12 タミヤカラースプレーオレンジ
染めQ ミッチャクロンマルチ