Sunagawa Railway

改造プラレールや保存車・廃車体をメインに取り扱っています。

西日本旅客鉄道475系(廃車済)

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西日本旅客鉄道475系クモハ475-45
西日本旅客鉄道475系は、最初の交直流急行形電車である451・471系、その改良型である453・473系に次ぐ系列で、勾配抑速ブレーキを更に搭載しています。455系は東北本線岡電化開業、475系は鹿児島本線熊本電化開業・北陸地区増発用として、両者ともに1965年から製造が開始されました。北陸地区に配属された車両は金沢運転所に配置され「えちぜん」「立山」などの急行列車に充当されていましたが、1982年11月の改正で「くずりゅう」以外は特急に格上げ又は廃止され、残った「くずりゅう」も1985年3月には廃止となります。その後は北陸地区での普通列車に転用され、分割民営化を迎えます。北陸地区は西日本旅客鉄道に引き継がれ、新北陸色と呼ばれるオイスターホワイトにコバルトブルーを配した塗装へと変更されます。2010年には経費削減の一環で、A18編成から北陸地域色と呼ばれる青一色の塗装となりました。しかし、2015年3月の改正で北陸新幹線が金沢まで開業、475系の運用として残されていた区間第三セクター化されて、クハ455-701・702以外は運用終了となった。今回製作したA18編成は、1966年製造のクハ455-47と1967年製造のクモハ475-45・モハ474-45で編成を組み、2010年2月8日には第一陣として北陸地域色に塗られていましたが、2015年3月に運用離脱、2016年3月31日に廃車されてしまいました。
北陸新幹線開業前に一度は北陸の電車を見に行こうと友人と相談し、ダイヤ改正直前に北陸へと向かいました。その時製作中だったのが秩父鉄道3000系、側面を弄っていたものの、まだ前面は加工前だったため、慌てて計画を変更して青色単色の東海急行電車としました。北陸旅行終了後にはすぐに前面の加工を開始し、「第2回北本でんしゃ広場」までには秩父鉄道3000系へと再改造されました。私の改造作品の中でもかなり短命に終わった車両だと思います。

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クモハ475-45側面

東海急行の塗装モールドを彫刻刀で彫ることで窓周りのサッシを作り出すことに成功しました。また、ドアも気合と根性で一段下げています。

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457系との並び

同時期に製作した新北陸色の457系との並びです。両者とも前面は弄っていませんが、側面を彫り込んだだけでも雰囲気が変わるなと思います。

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クモハ475-45屋根上

屋根上も485系のクーラーを用いて冷房化しています。この作業も秩父鉄道3000系にする上での準備工事でした。

 
種車165系先頭車

塗装:B-515 Mr.サーフェイサー1200スプレー

   S-13 Mr.カラースプレーニュートラルグレー

   TS-15 タミヤカラースプレーブルー

車歴:2015年3月4日 落成

   2015年3月11日 廃車

   2015年3月15日 秩父鉄道3000系に再改造

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