Sunagawa Railway

改造プラレールや保存車・廃車体をメインに取り扱っています。

日本国有鉄道D51形

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日本国有鉄道D51D51 774
日本国有鉄道D51形は、昭和恐慌で低下していた貨物輸送の需要が回復傾向になり、新型機関車が求められるようになってきたため、鉄道省時代の1936年に製造が始まり、1950年までに1115両が製造された日本においては代名詞とも言える蒸気機関車です。その知名度は高く「デゴイチ」の愛称で呼ばれています。今回製作した774号機は1942年に製造され、1970年代前半までは国府津新鶴見といった関東南部で活躍し、1970年11月に福知山に転属して以降は新見、浜田などの山陰方面で活躍したカマでした。特に1971年には後藤式集煙装置を取り付け、伯備線での「鉄道100年記念号」を次位で牽引したり、1974年には本州島内最後の蒸気機関車牽引の営業列車を牽引した特徴的な経歴を持っています。現在は集煙装置を外したうえで出雲大社近くの大社駅に保存され、静かな余生を送っています。
今回この機関車を製作することにしたのは一度訪問していたこと、現役時代ではなく保存蒸気らしいD51形を作ってみたかったというのが大きな理由です。また、「アイドルの街の電車シリーズ」として1月1日の鷹富士茄子さんの誕生日に合わせたというのもあります。鷹富士茄子さんは島根県出身のラッキーガールで、出雲大社とも所縁がありそうなキャラクターです。鉄道趣味者的な視点では出雲大社と言えば一畑電車と大社駅だろうというのもあり、大社駅のD51 774号を製作することとしました。

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D51 774側面
側面はデフレクターの点検穴の周り以外は加工していませんが、配管をシルバー、ランボードや炭水車には白帯を大胆に施すことで保存蒸気の雰囲気を再現しています。

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秩父鉄道C58形との並び

秩父鉄道で現在も活躍するC58 363号との並びです。動態保存蒸気と静態保存蒸気では、やはり装飾の雰囲気が変わりますね。特にD51 774号は連結器までもシルバーで塗装しているのが印象的です。

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D51 774前面
前面は現在の仕様に合わせて連結器、デフ周辺、ボイラーの手すり、給水温め器、前照灯などにシルバーの色差しを行っています。ナンバーは赤プレートを装着しているので、シールを作って再現しました。

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D51 774屋根上
屋根上です。現役時代であれば後藤式集煙装置を装備していたため、今回も製作するか悩みましたが、大社駅に置かれている姿を再現したかった関係上、今回は省略しました。
 
種車D51形200号

塗装:B-513 Mr.スーパークリアー光沢

   GM04 ガンダムマーカーガンダムゴールド

   GM10 ガンダムマーカーガンダムブラック

   GM11 ガンダムマーカーガンダムホワイト

   XGM02 ガンダムマーカーEXシャインシルバー

車歴:2022年1月1日 仮落成
   2022年1月24日 落成
   2022年1月26日 親子写真撮影