Sunagawa Railway

改造プラレールや保存車・廃車体をメインに取り扱っています。

空知鉄道遺産研究所

「冬コミ(C103)」での同人誌委託頒布について

「夏コミ(C100)」に引き続き、今回も頒布することになったので告知します。今回頒布するのは既刊の『専用線ヒストリー ①砂川編 ー三井専用鉄道と川口砂利鉄道ー』、新刊の『プラレールで辿る貨物列車 ー貨物鉄道輸送150年記念ー』の2冊、「空知鉄道遺産研究…

遠軽駅跨線橋

遠軽駅は大正4年に湧別軽便線の駅として開業した。跨線橋の設置時期は不明だが、昭和7年の「網走線 名寄線 石北線」『線路一覧略圖』では設置されておらず、昭和15年10月の「遠軽(1/2500)」『停車場平面図』では跨線橋を確認することができる。跨線橋の配置…

美幌駅跨線橋

itot.jp 美幌駅は大正元年に網走線の駅として開業した。初代跨線橋の設置時期は不明だが、「まちの記憶~風土アーカイブズ~」掲載写真のうち、『美幌停車場』という絵葉書に木造の跨線橋が写っている。跨線橋の階段配置は読み取れないが、少なくとも現存す…

士別駅跨線橋

士別駅は明治33年に天塩線の終着駅(当時)として開業した。初代跨線橋の設置時期は不明だが、筆者が士別駅訪問時に展示されていた士別市立博物館所蔵写真のうち、大正14年に撮影されたものには駅舎の左側に踊り場付きの木造跨線橋が写っている。跨線橋の階段…

砂川駅跨線橋

砂川駅は明治24年に函館本線・歌志内線の駅として開業した。跨線橋の設置は明治31年、北海道内各駅においても比較的早い時期だと考えられる。これは北海道庁が設置した上川線の開通に備えたものであり、この当時の砂川駅には乗換駅として重要な役割が与えら…

『カプセルナロー・モデリング』

『カプセルナロー・モデリング』 「プラレールと遊べるナローゲージのおもちゃが欲しい」、そうした思いで「ナローゲージ・モデリング」に取り組んできた記録について丘和車両が始めた「カプセルナロー」から「迴力小火車」との出会いまでを記した内容となっ…

「鉄道&交通同人誌まつり(2023年6月)」での同人誌頒布について

6月18日に東京都新宿区落合南長崎駅から徒歩5分の「ホビーセンターカトー東京」で行われる「鉄道&交通同人誌まつり」に「空知鉄道遺産研究所」としてサークル参加します。詳細は以下の通りです。頒布場所は5FのE2です。隣には私も所属しているプラレールを…

『専用線ヒストリー ①砂川編ー三井専用鉄道と川口砂利鉄道ー』

『専用線ヒストリー ①砂川編ー三井専用鉄道と川口砂利鉄道ー』 かつて北海道の砂川駅に存在した専用線の歴史や配線、写真などを可能な限り調査しています。砂川駅には三井の木工場の専用線、石狩川で産出される砂利を運んだ砂利線、三井砂川炭鉱から産出され…

「鉄道&交通同人誌まつり(2023年3月)」での同人誌頒布について

3月11、12日に東京都荒川区町屋駅前の「ムーブ町屋」で行われる「鉄道&交通同人誌まつり」に「空知鉄道遺産研究所」として初のサークル参加します。詳細は以下の通りです。頒布場所はG3、同人誌コーナー―の入り口入ってすぐです。隣には私も所属しているプ…

『専用線ヒストリー ②様似編―三井軌道と日高工場専用線―』

『専用線ヒストリー ②様似編―三井軌道と日高工場専用線―』 前作に引き続き「専用線ヒストリー」として専用線や軌道を調査しました。北海道の日高地方にある様似町内に存在した専用線や軌道の歴史を写真や地図資料を用いて纏めています。様似町内には鵜苫、西…

「冬コミ(C101)」での同人誌委託頒布について

「夏コミ(C100)」に引き続き、今回も頒布することになったので告知します。今回頒布するのは既刊の『専用線ヒストリー砂川駅編ー木工場と砂利場を支えた専用線ー』、新刊の『専用線ヒストリー ②様似編―三井軌道と日高工場専用線―』の2冊、「空知鉄道遺産研究…

第一空知川橋梁の変遷

以前から記事にしている第一空知川橋梁ですが、ようやく資料がまとまってきたので一つの記事にしようと思います。 第一空知川橋梁の架かる区間(砂川~滝川駅間)の函館本線は北海道庁の手によって1898年7月16日に開通しました。開通当時の第一空知川橋梁は「…

砂川に架かる鉄道橋梁群(メモ)

砂川の由来はアイヌ語の「オタウシナイ」だ。これは「砂の多い川」を表すもので、元来この地域は泥土質で川の流路も安定しないような地域であった。そのため、砂川駅の前後には数多くの橋梁が架けられている。今回はこれらの橋梁をメモ程度に取り上げる。 北…

「空知鉄道遺産研究所」目次

はじめに 砂川駅の専用線と『専用線ヒストリー』 かつて鉄道は人々を乗せ、貨物を運ぶことで地域間を結ぶことで我が国の動脈のような役割を担ってきました。現在でも形を変えながらその役割を担っていますが、地方でのメインは自動車に移り変わりつつありま…

『専用線ヒストリー 砂川駅編ー木工場と砂利場を支えた専用線ー』

『専用線ヒストリー砂川駅編ー木工場と砂利場を支えた専用線ー』 かつて北海道の砂川駅に存在した専用線の歴史や配線、写真などを可能な限り調査しています。砂川駅には三井の木工場の専用線、石狩川で産出される砂利を運んだ砂利線、三井砂川炭鉱から産出さ…

「夏コミ(C100)」での同人誌委託頒布について

前から同人誌を出したいと言い続けていましたが、ようやく現実になったので告知します。今回頒布するのは『専用線ヒストリー砂川駅編ー木工場と砂利場を支えた専用線ー』、「空知鉄道遺産研究所」名義で発行しました。頒布場所は東4ホールのヨ-11a、サークル…

上砂川支線を走った気動車たち

今回は上砂川支線を走った気動車たちを紹介します。 上砂川支線の気動車列車の歴史は意外にも長く、1959年には運行開始しています。 昭和三十四年五月一日からはジーゼルカーが運行されることになった。これは三井砂川鉱業所が通勤客利用者のため国鉄に陳情…

第一空知川橋梁の架け替えについて

地理院地図を大学で使用する機会に恵まれたので活用してみようと思い、1970年代の航空写真を見ていました。砂川~滝川間に架かる第一空知川橋梁を眺めていたところ、単線並列なのに気づきました。よく考えると現在架かっている第一空知川橋梁は複線トラスだ…

上砂川支線廃線から26年

上砂川支線と三井砂川炭鉱中央立坑櫓 私の生まれ故郷である砂川市、今は市内を縦断する函館本線が残るのみですが、かつては2本の鉄路が砂川駅から伸びていました。一つは北海道炭礦鉄道時代に砂川駅を経て、支線扱いとはいえ当時の終着駅となった歌志内へと…

上砂川支線を走った車両たち

上砂川駅舎とキハ22形700番台 今回は上砂川支線と歌志内線等砂川周辺地区を走った記録のある車両たちを取り上げていきます。 上砂川駅で入換作業を行う9600形(イメージ) まずは蒸気機関車からです。戦前は資料が乏しいため分からないですが、戦後は鉄道趣味…