かつて北海道の砂川駅に存在した専用線の歴史や配線、写真などを可能な限り調査しています。砂川駅には三井の木工場の専用線、石狩川で産出される砂利を運んだ砂利線、三井砂川炭鉱から産出される石炭を運ぶために専用線として開通した上砂川支線などがありました。今はその痕跡も少なくなっていますが、市町村史や社史、砂川市郷土資料室の貴重な写真などから専用線の全貌を纏めています。廃止から年数が経った専用線となると記録も少なく、鉄道趣味者の視点での専用線研究ですが、郷土の歴史にも触れることができるような本を目指しました。
本書は『専用線ヒストリー砂川駅編ー木工場と砂利場を支えた専用線ー』の増補改訂版です、構成変更や18ページ相当の加筆や写真・図版の追加を行っています。
協力:砂川市郷土資料室、北海道博物館、滝川市郷土館
BOOTH様で販売しています。販売価格は800円+送料となります。
表紙は1960年代の『鉄道ピクトリアル』のデザインを参考に製作しました。写真は三井木材工業砂川工場での入換作業と川口砂利鉄道の記念写真を使用しています。どちらも砂川市郷土資料室所蔵の貴重な写真です。
裏表紙は三井木材工業砂川工場の配置図を掲載しています。これは私自身が卒業論文執筆時に作図したもので、黄緑線が函館本線、緑線は工場内の軌道、赤線は三井木材工業砂川工場の建物となっています。
最後に目次を掲載しておきます。興味がございましたら是非手に取って頂けると幸いです。
2023年6月19日追記
写真の所蔵場所や他に使用が確認できた文献の一覧表を作成しましたので、BOOTH様にてPDF版を無料でダウンロード配布します。今後の研究などで役立てて貰えればと思います。
2023年6月20日追記
sunagawarailway.hatenablog.com
sunagawarailway.hatenablog.com
↑過去の即売会での頒布状況はこちらです。
2023年10月21日追記
夏コミ(C100)で販売した『専用線ヒストリー ①砂川編ー三井専用鉄道と川口砂利鉄道ー』ですが、下記の博物館、図書館等に寄贈しました。基本的には関連する自治体や卒業論文で関わりのあった博物館などに納めています。実際に閲覧できるのは2023年10月21日現在は砂川市立図書館と滝川市自然史美術館のみです。滝川市自然史美術館ではロビーに置いてあるとのことでした。順次他の図書館でも見られるようになると思います。もし同人誌に興味がありましたら下記の図書館で閲覧してみてください、BOOTH様での販売も継続していますのでそちらもよろしくお願いします。博物館関係は開架には置いていないはずですので閲覧は不可だと思いますのでご注意ください。
・北海道博物館
・砂川市郷土資料室
・滝川市美術自然史館
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