Sunagawa Railway

改造プラレールや保存車・廃車体をメインに取り扱っています。

2015年1月23・24日 EF55形OM入場配給輸送

何せ何年も前のことなので細かいことは覚えてないですが、今回はEF55形の配給輸送について書いていこうと思います。1月の下旬に近い頃、金曜日でした。昼休み位にEF55形が輸送されるという情報がTwitterで流れてきたんだと思います。当時よく一緒に電車撮りに行っていた中学の友人と撮りに行ったはずです。

23時20分位に北本駅に集合した私たちは、2番線に停車するという情報を信じて1番線ホームで待機することにしました。23時30分、上りの終電に乗って同業者と思われる人々が下りてきました。実はこの列車、車を使わない限りは北本駅以北の住人しか停車を撮ることが出来ないダイヤでした。

待つこと20分程、23時50分頃にEF64形の前照灯が高崎方から見えてきました。23時51分、EF55形を従えたEF64 38が北本駅に停車したのでした。確かこの時、EF55形は鉄道博物館での展示の噂が流れていました。ということで本線上を走るのは今回が最後、そういう気持ちをもって撮影したのを覚えています。

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入線の動画を撮ってからは2番線ホームに移動して近くで撮影することにしました。まずは先頭のEF64 38です。当時はまだ3台高崎に所属していましたが、甲府常駐の入れ替えの時しか高崎線を走ることは多くなかったイメージがあります。それだけにEF64形も意識的に撮影していました。今は37号機しか残っていないのが驚きです。

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次に本題のEF55 1です。この流線形のデザインはムーミンというあだ名をつけられる理由となった点です。少しお茶目な前面デザインですが、オデコには機銃掃射の跡が残っているらしく辛い戦争の記憶を今に伝える貴重な生き証人です。乗務員扉に窓が無かったり、リベットのような旧型電機にあるような凹凸が殆ど無く、ステンレスの飾り帯が車体の丸みを強調するように配されています。

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ナンバープレート付近です。メーカーズプレートには日立製作所昭和11年に製造されたことが示されています。

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回送車票です。高崎車両センター高崎支所から大宮総合車両センターに回送中だという事がわかります。

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EF55形の2エンド側です。高崎車両センターの公開イベントに展示された姿は何度か目にしたことがありますが、なかなかデッキのある2エンド側は目にすることが無く貴重な機会となりました。こっちの姿を見ると旧型のデッキ付き機関車だなと感じますよね。製造当初はデッキが無かったと言いますし、この姿とはまた違った姿となっていたのでしょうか。

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2014年10月18日の高崎鉄道ふれあいデーで展示されていたEF55形です。これが高崎で見た最後の姿となりました。そういえばこの時も中学の友達と一緒でしたね。そして保存車関連でお世話になっているフォロワーのBトレ氏と初めてお会いしたのもこの時でした。

約10分ほどの停車で日付を超えた0時2分ごろに発車していきました。次に会うときは大宮鉄道ふれあいフェアかなと思っていましたが、次に再会するのは鉄道博物館となりました。その時の記事はまたいつか。

配9754レ

←大宮操車場 EF64 38+EF55 1 高崎駅

配9555レ

←大宮駅 EF64 38+EF55 1 大宮操車場→

 

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