Sunagawa Railway

改造プラレールや保存車・廃車体をメインに取り扱っています。

RGH10型レール削正車(東鉄工業1018)

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今回は地元駅で年に数回しか見かけないレール削正車からです。東鉄工業所有のレール削正車で、東日本管内を広範囲に動いているようです。メーカーは「Harsco Track Technologies(通称:HTT)」でアメリカのHarscoグループだそうです。日本の鉄路では普段、アメリカ製の車両を見ないのでとても新鮮だと思います。特徴としては屋根の庇?っぽい部分でしょうか。回送時には時速80km/hで走れるとのことです。

今回紹介する東鉄工業所属の機体は殆ど導入されておらず、管内を飛び回っています。

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この日は偶然にも側面の扉を開いていたので非常に興味深い内部も見ることが出来ました。

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車両の下では作業員さんが作業をしています。砥石のあたりですかね。ちなみにこの型は10頭式と言い、削正部が10個あることになります。この砥石部分を高速回転させてレールを削るそうです。今は開いていますが、通常、作業時にはカーテンを閉めて、火花が飛び散らないようにします。

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製造銘板です、HTT社のは珍しいかと思います。製造番号は257831で2008年9月製造のようです。
東鉄の同型車がいくつあるのかは把握していませんが、東鉄工業が所有するレール削正車は12台で、最初に輸入したのは2台だったそうです。

 

種類:レール削正車

型式:RGH10-C4-1

製造メーカー:Harsco Track Technologies

製造番号:257831

製造年月日:2008年9月

自重:103.0t

最大長:16782mm

最大幅:2899mm

最大高:4005mm

所有会社:東鉄工業

配置区:不明

車番:1018

撮影場所:東日本旅客鉄道北本駅

撮影日:2017年7月7日

 

参考文献

東鉄工業株式会社「ハラスコトラックテクノロジー社[米国]製レール削正車の導入」(2008年)

http://www.totetsu.co.jp/topics/1835_20081218.pdf>(参照2019-8-8)