西日本旅客鉄道457系は455・475系をベースにした交直流電車で、50・60Hz両用の3電源対応の車両として1969年に登場しました。東北・北陸・九州などの交流電化区間をメインに配置され、2015年3月のダイヤ改正で最期の1本が落ちるまで活躍しました。付随車は他の455系の続番とされて、製作したクハもクハ455形となっています。今回製作したのはクハ455-43で、2015年3月ダイヤ改正まで生き残った457系A10編成に組み込まれていたクハです。鹿児島本線電化開業時に南福岡電車区に配置された車両で、3年後には金沢運転所に転属し、その後は最期まで北陸地方で使命を果たしました。
新幹線開業直前に訪問した北陸地方でしたが、せっかくなので北陸地方の電車を作って実車と親子写真を撮ろうという計画で、クハのみ作ることになりました。偶然にも最初に遭遇した新北陸地域色の455系列が、457系の最後の生き残りだったというのもあり、番号はクハ455-43に決定しました。ちなみにA10編成はクモハ457-16+モハ456-16+クハ455-43で、編成を組んでいます。
東海急行そのままの側面ですが、マスキングの難しそうな青帯を再現するためにシールを採用しました。
前面のディテールです。東海急行から加工はしていませんが、青帯をシールで仕上げたお陰で、ムラなく前面の塗分けを再現できたのは良かったと思います。
かつて475系同様、北陸を走り抜けたキハ8000系との並びです。キハ8000系との並びが現実で存在したのかは把握していませんが、國鉄の世界ならあり得たかもしれませんね笑
塗装：S-1 Mr.カラースプレーホワイト(白)
車歴：2015年3月7日 落成
2015年3月9日 親子写真撮影(金沢駅)
2023年1月4日 廃車
