日本国有鉄道レム5000形
日本国有鉄道レム5000形は、レ12000形に代わる重保冷の冷蔵車として1964年3月に試作車、1964年9月に量産車が登場して1次車が試作車含め851両、2次車が6000番台となり610両製作されました。レム5000形は15t積なものの軸重は軽く規格の低い丙戦での使用も可能でした。また、有蓋車の代用としても使えるなど、国鉄が冷蔵車に求めた性能を十分に満たした車両です。断熱材にはガラス綿を使用し、外観は従来の冷蔵車との差別化を図るために青帯を纏っていました。国鉄の貨物輸送の全盛期が終焉に近づくにつれて鮮魚輸送も落ち込み始め、1982年から廃車が始まり1986年には形式消滅となりました。今回製作したのは試作車のレム5000で、登場時の短い期間のみ青帯を纏わない姿で使用されていたようです。
実はこの車両の存在を知ったのは、暁さんが新作として同様の車両を発表した時でした。そして偶然にも変色したレム5000形を塗りなおそうと白サフまでき、この後青帯を塗ってから再び白を塗るのは大変だなと思っていたタイミングでこの車両の存在を知ってしまい、思わず暁さんに許可を貰って関東地区にも配備することとしました。
本当に製品のレム5000形を白に塗ったのみです。あとはシールを製作して車番と管理局表記を入れています。
車番と管理局表記の部分です。盛岡鉄道管理局を表す「盛」の独特な書体をトレースして製作したのが拘りです。
種車:レム5000形
車歴:2021年2月23日 落成