Sunagawa Railway

改造プラレールや保存車・廃車体をメインに取り扱っています。

東日本旅客鉄道485系勝田車

f:id:sunagawarailway:20211113221738j:plain

f:id:sunagawarailway:20211113221415j:plain

東日本旅客鉄道485系K40編成

485系は、国鉄が1964年から製造を開始した481系の50/60Hz対応車として製造されたグループで、全国各地の電化路線で活躍しました。製造当初はボンネット型の前面でしたが、1972年以降は分割・併合を考慮して貫通型を採用するようになりました。今回製作したのは更に後の1974年以降に採用された非ボンネット型の非貫通顔の300番台以降を基盤とするグループで、片側のクハは300番台に属します。中間車は1000番台で、1976年以降から製造が開始された本州向け耐寒耐雪強化型です。また、片側のクロハは元々485系への改造を考慮したうえで181系として製造されたサロ181-1101で、1978年の製造後5年でサロ481-1501になり、1990年にはクハ481-1104として特急「ひたち」用の先頭車になり、1993年には「ビバあいづ」用としてクロハ481-1501になるといったように流転の車生を辿っています。これらの車両たちは「ビバあいづ」時代に集結し、2003年には4両編成で勝田車両センターに転属してK40と名乗ります。2005年には白い車体に青とグレーを配した塗装に変更され、2013年の引退までこの姿で走ります。私が製作したのはこのK40編成時代の姿となっています。

私が鉄道趣味を本格的に始めた頃には当然関東地区での485系の定期運用はありませんでした。そのため、485系を見るには臨時列車を追うか、新潟や青森などに行く必要がありました。まだ運用とかを追うほどではなかった頃、大宮駅で偶然にも見かけたのがこのK40編成でした。番号がクロハ481-1501で当時はよくわかっていませんでしたが、トップナンバーかなと考えたものです。後に尾久駅で訓練に使用されていた姿を見たのもあり、K40編成は私の中でも印象に残る編成となっていました。このような経緯から485系を改造してK40編成を作ることとしました。2016年8月の「第11回プラレールひろばinちゅうおう」に合わせて3両が落成し、その後も度々活躍しています。2017年3月には青流がK60編成を落成、二人合わせて9両編成が組めるようになりました。その後何年も放置していましたが、2020年2月にようやくモハが落成して4両編成になり、青流と合わせてK100の10両編成が組めるようになりました。

f:id:sunagawarailway:20211113221429j:plain

f:id:sunagawarailway:20211113221439j:plain

クハ481-345側面

クハ481-345は製品の先頭車の塗り替えがメインで側面はそのまま使用しています。

f:id:sunagawarailway:20211113221450j:plain

f:id:sunagawarailway:20211113221501j:plain

モハ484-1053側面

モハ481-1053も製品の中間車を無加工で塗り替えています。

f:id:sunagawarailway:20211113221511j:plain

f:id:sunagawarailway:20211113221521j:plain

モハ485-1053側面

落成までに3年以上の月日を費やしたモハ485-1053は製品の中間車をベースに屋根を埋めなおし、複製した先頭車の冷房を設置しています。

f:id:sunagawarailway:20211113221532j:plain

f:id:sunagawarailway:20211113221543j:plain

クロハ481-1501側面

メインとなるクロハ481-1501は窓配置を大きく変えています。元々が181系であり、グリーン車なのもあって小窓が連続するような窓配置となっています。そのため窓の縦桟を切ってプラ棒を用いて再配置しています。

f:id:sunagawarailway:20211113221555j:plain

青流の485系1500番台勝田車との並び

前面はタイフォン部分の変更、エンブレムの除去、屋根上のライト撤去を行っています。青流の1500番台と比べるとかなり違いがあることがわかります。

 

f:id:sunagawarailway:20211113221606j:plain

クロハ481-1501前面

イルカのマークは青流がデカールを製作してくれました。これが設置されたことでより勝田車の雰囲気が出てきます。ヘッドマークは秋に運転されていた快速「ぶらりおとぎ街道号」にしています。阿武隈急行線に乗り入れて仙台~福島間を走っていた快速列車で、オリジナルのヘッドマークが用意されていました。

 

f:id:sunagawarailway:20211113221633j:plain

モハ484-1053屋根上
モハ484-1053は製品そのままの屋根上ですが、元の造詣が良いため冷房を塗り分けるとかっこよく仕上がりますね。

f:id:sunagawarailway:20211113221618j:plain

モハ485-1053屋根上

加工としては難しいものではなかったのですが、3年以上かけて仕上げたモハ485-1053です。冷房は均等配置ではなく、客室の上に載るような実車同様の配置としています。

f:id:sunagawarailway:20211113221646j:plain

特徴的なクロハ481-1501の窓部分です。今見るとかなりガタガタな仕上がりですね、年数もたってきたのでそろそろ直す時期かもしれません。

f:id:sunagawarailway:20211113221718j:plain

f:id:sunagawarailway:20211113221727j:plain

K40+K60

尾久駅で乗務員訓練していた頃も青流のK60編成と合わせることで再現できるようになりました。

f:id:sunagawarailway:20211113221657j:plain

f:id:sunagawarailway:20211113221707j:plain

K40+K60の連結部
K40編成とK60編成の連結部分です。青流が塗装を合わせてくれたお陰で綺麗に編成がそろいます。屋根上のライトの有無など表情の違いも感じられますね。
 

塗装:B-513 Mr.スーパークリアー光沢

   B-515 Mr.サーフェイサー1200スプレー

   B-518 Mr.ベースホワイト1000スプレー

   S-1 Mr.カラースプレーホワイト(白)

   S-13 Mr.カラースプレーニュートラルグレー

   S-80 Mr.カラースプレーコバルトブルー

   GM04 ガンダムマーカーガンダムゴールド

   GM05 ガンダムマーカーガンダムシルバー

   GM10 ガンダムマーカーガンダムブラック

車歴:2016年8月14日 落成
   2020年2月23日 モハ485-1053落成